習志野第九終演&年の瀬に

コンサート

12/26(日)習志野文化ホールで行われた第43回習志野第九公演、無事に終演しました。
昨年はコロナの影響で開催ができず、今年も感染対策に気を配りながらの開催だったので関係者の皆様のご苦労は計り知れないものだったと思います。
習志野第九合唱団も例年は300名ほど出演するところを、やはり感染対策ということで今回は抽選で106名に絞っての出演でしたが、舞台に出たくても出られなかった合唱団員の思いを背負いながら、リハーサル、本番共に素晴らしい演奏を披露していらっしゃいました。

習志野第九は1978年の習志野文化ホール開館時より長く続いている伝統ある演奏会です。
過去の習志野第九演奏会の記録を見ると錚々たるメンバーが出演されています。
私は2002年、2007年、2015年に引き続き、今回4回目のソロ出演となりました。
ここで習志野第九合唱団と私の出会いについて、少しお話しをしたいと思います。

私の第九ソロデビューは2001年芸大奏楽堂での台東区第九公演(指揮は尾高忠明先生)でしたが、その演奏会を迎える前に当時習志野第九合唱団の合唱指導者だった鈴木賀子先生にお誘いを受け、合唱団の稽古と並行してバリトンソロを練習させていただきました。
その台東区第九公演の翌年にはこの習志野第九公演でバリトンソロを歌い、地元である千葉での第九ソロデビューを果たすことができました。
今振り返っても大変有難いことでしたし、私にとっては第九のソロを歌うたびにこの習志野第九を思い出す、いわば原点となった場所であると言っても過言ではありません。

今回の公演は岩村マエストロ、共演ソリストの皆さん、千葉交響楽団の皆さん、そして習志野第九合唱団の皆さんが素晴らしいエネルギーとそれぞれの思いを込めて演奏していたように思います。
私自身もコロナ禍になって初めての第九公演で、大変思い出に残るものになりました。

終演後、左から稽古ピアニストの正住真智子さん、テノールソロの澤崎一了さん、
メゾソプラノソロの小林紗季子さん、マエストロの岩村力さん、ソプラノソロの別府美沙子さん、
バリトンソロの原田、合唱指導の神尾昇さん。
(マスクは撮影時のみ外しています)

関係者の皆様、そしてご来場の沢山のお客様、本当にありがとうございました。

千葉交響楽団さんのFacebookページに当日の舞台写真が掲載されています。

この習志野第九演奏会で今年は歌い納めました。
2021年も残りわずかですね。
昨年に比べれば徐々に演奏活動が戻りつつありますが、来年もコロナの状況を見極めつつの活動となりそうです。
今までと変わらず真摯に音楽に取り組んでいきますので、来年もどうぞ応援を宜しくお願い致します。
皆様、よいお年をお迎えください。

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